
newsvegeta's VEGETABLE NEWS (2025/04/29)
《218》ふじの花いまが盛り?意外なところに咲きだす、もっともつる性だからね。いよいよ世の中大型連休、ゴールデンウィークといわないようにしているよう?なぜ、まぁどちらにしろ祝祭日が続き、企業は自社のカレンダーで、休みを設定し、大型になるよう。田んぼは代掻きや畔ぬり、はたまた田植えの済んだ田んぼもある…そして昨夜の「ETV特集 田んぼ×未来 あきらめないコメ農家たち」は、見ごたえがありました、はい
《217》桜(ソメイヨシノ)前線北上し、今頃はどのあたりが見ごろなんでしょうか?北へ向かう道路からは、晩生の山桜や八重桜など、新緑あふれる山のあちこちに山桜がここぞとばかりに華やか。田んぼは気のせいか少し早い?!、畔のくろぬり済ませ水がはいるのをまつばかり、あちこちトラクターが忙しく動き、うん、なんかせかされている?は気のせい…。消えたお米?備蓄米放出、店頭にはいつ出る?なかなか出ません「流通の目詰まり」?、備蓄米の目詰まりが起きてる?!なぜ?
蓮根 種残りが続きます
長ねぎ まだ草取り終わらず土寄せもしていない
空豆 花は咲いたが面積少なく生育も悪い まだ見通せない
4/21:茨城/常総センター・桜井義男さん
苺の管理に努めあと1ヶ月希望にこたえられるようにします。
4/22:茨城・竹村愼一さん
気温が上がって草が大きくなってきました。お茶の芽も伸びてきました
4/21:静岡・山田早男さん
土地(農地)って何だろう 茨城・桜井義男さん
農民は耕作を始めた時から熾烈な水争いとともに土地争いをしてきた歴史がある。更にその農民と土地を得ようと豪族、天皇家、貴族、寺社、武士に至るまで血を血で洗う争いをしてきた。
親の代には地主と小作の対立があった。土地を持たざる者は貧困に苦しみ、小作争議や年貢の減免を求めての記録もある。どこの国でも平等を求める社会運動家のスローガンは【土地を農民に】が合言葉だった。幸いアメリカのGHQの占領政策で農地解放が行われ自作農が誕生した。【カラスにぶつける土もない】と言われた多くが土地持ち農民になり、小作農家はほぼなくなり小作争議(一揆)も消えた。
わたしが物心ついた頃は部落中が農民だった。戦地から戻った復員兵も各地に開拓団を作り食糧増産をした。食糧不足で都会から買い出し列車が来て食べ物と反物などとの物々交換がなされた時代。消費者から羨望の目で見られた農業の時代。それが高度経済成長の時代になると農家の二、三男から都会へと流れ始めていった。そして、三ちゃん農業から一ちゃん農業に変化した。その一ちゃんも出稼ぎに行く始末。
そのころ就農した自分は都会の憧れと農業をしているという屈辱、劣等感にさいなまれたが長男だから、【土地がある】からというだけの理由でお終いになった。理不尽さもいつしか消えた。諦めた。
そのうち土地ブームが起きて近郊農村は別の意味で活性化した。
農家が不動産屋を兼業し始めた。知人は土地を物件と呼ぶようになった。農地解放で得た土地を切り売りして高額所得者になった人もいた。転職離農者もいた。家を立て直し、新車に乗る。土地持ち農家はお金持ちのイメージが定着した。鹿島開発の視察に行ってびっくりしたのは多くの家々の屋根瓦が青かったこと。瀬戸瓦?あおによしと言うのかトタン、わら、黒い瓦の屋根に見慣れた目には裕福さしか感じられなかった。筑波研究学園都市の開発も目覚ましかった。結局、多くの農地が消えて宅地化した。
そして現在、目に映るのは荒れ果てた田んぼや畑。耕す農民いなくなり、農家は廃業のさなかにある。知り得た3例紹介。近所のⅯさんが言う。【土地を60アール無料で貰ってもらえないかと言われたが税金もかかるし自分の畑も荒れ地にしているのでいらないと断った】と。
知人のH君が言う。【相続で伯父さんが土地を欲しいというので渡したが、持て余して返したいというので返してもらった】と。
トランプのババ(土地)を誰に渡すかが放棄地を持つ農家の切実な悩みになっている。
親戚のk君は国道6号の近くにある30アールの耕作放棄地に年80万を超える固定資産税がかかることに頭を痛めている。(2025/2/1に確認)。【失業や年金生活者になったら税金を払え切れない】という。(そのうち再開します。続く。) 2025・4・24