newsvegeta's VEGETABLE NEWS (2024/07/30)

《231》猛暑続き?!午後には黒雲が広がり、稲光に雷鳴、夕立と優しさもなく、滝のような雨がアスファルトの道路を走る…。東北地方では、豪雨が続き河川が氾濫、被害にあわれた皆さまにはお見舞い申し上げます。雨のセーヌ川で開会式を迎えた「平和の祭典」?ガザやウクライナなどでは戦禍が続く…。セーヌ川ではトライアスロン競技、東京五輪でもお台場がトライアスロン会場、図らずも大腸菌など「水質」が取りざた。いずれも雨が降ると増えるそう、「分流式」への改善が解決のひとつとか。小さいながらも雨水を下水ではなく庭にというもの小さな改善…。

 

《230》想像を超える猛暑?梅雨明けとともに、「異世界」に紛れ込んでしまったかのような暑さが、まだしばらく続きそう…。かつてないといわれる暑さ、かつては、暑さをし

のぐすべがあれこれあったのかも…。風情のあった「打ち水」も、コンクリートやアスファルトに覆われた今と、まだまだ土が多くあった頃とでは…。夕涼みも死語になりそうな不愛想な都市空間で、いかにこの暑さをしのぐのか?エアコン一択?AI一択ではなく知恵を巡らそう…

 

この暑さで収穫作業も大分辛くなりました。全員頑張って畑に出ていますが、収量少ない時は欠品させて下さい。

7/22:栃木/浜田農園・浜田美枝子さん

 

メークイン今年は0です、芽の出始めに子供がいたずらをして用水の口を開いてしまったので水ぼつ。みな腐ってしまいました。20aパーです、うちで食べるジャガイモもありません、トホホ…

7/25:栃木・田島穣

さん

 

農機具の展示会に参加してみた

 

過日、ある農機具店から展示会のダイレクトメールが届いたので参加してみた。中古の農機具があるというので安ければと思いつつ店内を見て回った。農家の人手不足と重労働から解放されたくて農機具を求めている。しかし、昨今の経済状況から新品は買えない。壊れたり、盗難にあったりもしているので補充も必要になっている。まず目に入ったのは写真のコンバインだった。恐ろしく背丈の高い巨大なコンバインの値段を見て驚いた。なんと特価で 14,163,000円 (一応値引きしている)だ 。稲刈り専用の三菱製大型機械だ。
野菜農家では不必要だが、 これを必要とする稲作農家の目にはなんと移るのだろうか?こ

れをけん引するトレーラも必要になってくる。格納倉庫も必要。採算は合わなくても大面積を作付しなくてはならない。
消費税に気付いた。 150万円もの消費税まで加算されるのだからたまったものではない。
消費税は消費に対する罰則、罰金だという人がいるが正論だと思う。けれど、このような機械を購入する場合は国や自治体などから補助金、助成金が出る。基本的には返さなくてもよいお金だ。無利子無担保の ローンも組める。しかし、新品の農機具が対象で中古は対象外になる。さらに、法人や中核農家が優先で大規模農家を育てようという意図が明確になっている。
問題になるのは日本の農地はあちこちに点在していて、しかも小面積、大型機械が入れない。今までも基盤整備事業などで広げてはきたがまだ効率が悪い。そこで最近登場したのが、農地中間管理機構による農地の貸借を一本化する法律で個人的貸借 は出来なくなる。
現在、市役所の農政課、農林水産課主導で農家を集め座談会開こうとしている。気になるのは管理機構が借り上げた農地を農業法人や大規模農家に貸し付 けること。
境界の杭やウツギを取り払い大面積の圃場を造成、大型機械やドローン、AIを駆使してのスマート農業にしたいということだろう。零細農家をなくしてアメリカやオーストラリアのような農業経営が理想とは思えないが農産物の総生産量が維持できればいいのだろう。 これから形成されるであろう大農園主、新たな地主。
農機具の展示会でふと考 えたことなので理屈の裏付けはないし杞憂かもしれない。
それにしても中古品でも高い。【リサイクル業者が外国に輸出するので中古品も少なくなっている。まだ値上りするよ】と説明された。 この日購入したのは草刈り鎌とバッテリー充電器だけ。

2024.7.23 桜井義男さん