新緑の美しい季節となりました。「ほんとの空がある、うつくしま、ふくしま。」というキャッチコピーの通り、福島の山々や川や海は多くの人たちに愛されてきました。福島の生産者の皆さんは、安全で美味しいお米や魚を届けてくれました。これからも、変わらぬエールを送り続けて頂けますよう、福島ウィークの開催です。

三陸水産常日頃、大変お世話になり、ありがとうございます。あの未曾有の大震災そして原発事故から3年という歳月が経過しましたが、その間、皆様より、数々の心温まる励ましのお言葉やご支援をいただき、たいへんありがたく、三陸水産社員ならびに生産者一同心より厚く御礼申し上げます。（中略）おかげ様を持ちまして、三陸水産では、「新たらこやお刺身昆布」などのご案内ができるようになりました。

多くの皆様が、たくさんの海産物のご購入をいただき、復興への「励み」とこれからの漁業に希望をもって進めてる今、大変ありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。三陸の浜では、昨年末から収獲の「新のり」に続き、「早採りわかめ」そして「新わかめ」の収穫も始まりました。「早採りわかめ」は、通常、市場には出回らない貴重なわかめで、とても柔らかく、コリコリとした食感と磯の風味が漂う今の時期しか食べることのできない一品です。尚、「早採りわかめ」は、別紙のように、放射能検査で安全性を確認済みですので、安心してお召し上がり頂けます。

その他、生姜の香りが食欲をそそる、「茎わかめの生姜醤油煮」や「かつおハラス生姜醤油煮」、骨がなく、お子様やご年配の方も安心してお召し上がりいただける「秋鮭の角煮（味噌仕立て）」、かたくちいわしと食塩のみで製造した「魚醤」に味が染み込むまで良く漬け込んだ、「国産さば魚醤漬け」、「真いか魚醤漬け」など、様々なおすすめの新商品をご用意しました。是非、お買い求め下さいます様、お願い申し上げます。また、今年は、数年かかると言われていた、三陸名産「ほや」の成長も待ち遠しく、「皆様にお届けできるようになれば」と日々願っています。

「いつも有明海でとれた海の恵みをご愛顧頂きありがとうございます。有明海産「秋芽一番摘み」の海苔も、順調に収穫が行われ、今年も美味しい海苔を、皆さんにお届けすることが出来る喜びを毎日感じてながら、日々製造しております。お天道様の光と海からの栄養をたっぷり吸収した栄養価の高い有明海産の海苔を、どうぞご賞味ください。」と、成清海苔店二代目の忠さん。
有明海は、福岡、佐賀、長崎、熊本の4県に面していて、満潮時と干潮時との潮汐の差が、最大で6メートルもあることから、魚介類の宝庫として栄えてきました。特に、有明海産の海苔は、その味、艶、生産量ともに、群を抜いています。成清海苔店では、その上質の有明海産海苔の中でも、「秋芽」（シーズン最初に摘み取られる海苔）の一番摘みにこだわり、限定して仕入れを行っています。なぜなら、11月から翌年3月までの海苔摘み取りシーズンの中で、この「秋芽」に含まれるアミノ酸の量が、最も多いからです。そして、秋芽一番摘みには、「酸処理」を施さないという申し合わせが各漁連、漁協でなされているからです。その「秋芽一番摘み」の海苔を、同じ福岡県の加工品生産者として、福岡県内の漁連産（柳川大川漁連、大和高田漁連）に絞って、必ず味見をしてから、年間分を仕入れています。
海苔のほとんどは、養殖ですが、その生産にあたり、海苔網（養殖のため海苔の胞子をつけた網）を、クエン酸、リンゴ酸、フィチン酸等の有機酸溶液等の液に浸し、その後、海に戻すということが行われます。そのため、市販されている海苔のほとんどは、酸性液で処理（酸処理）されたものとなっています。酸処理の安全性については、さまざまな議論がなされていますが、特に酸性液による海の汚染が懸念されます。酸処理は、病気を防ぐという理由で行われますが、海苔の色、艶など、見た目が、良くなるという作用もあります。
消費者は、どうしても見ためで選ぶしか方法がなく、また、生産者から購入する業者も、見ためで価格を決めることが多いので、酸処理が普及してきましたが、海苔本来のもつ香りと味は、損なわれるおそれがあります。昔のようにおいしい海苔がなくなったと言われる理由のひとつと言われてています。昔ながらの美味しい海苔を召し上がって下さい。

『成清海苔』久しぶりに遊び来た孫娘10才が、なぜか、えびふりかけを思い出して、また食べたいと言い出しました。たしかに、幼稚園の頃は大好きでした。三つ子の魂なんとやら、でしょうか（笑）注文できるようでしたら、2つお願いします。Ｓさん

栃木の上野さんは、米を主とする精農家として、稲の古い品種を絶やしたくないと、稲の種もみを約三百八十種保存し、その中から、四十から五十種の稲をひとつの圃場に植えて、栽培しています。秋に、同時に収穫したものが、お馴染みの『色々米』です。原発事故以降、厳しい風評被害にあっていますが、瑞穂の国に伝わってきた古代米の美しさは、決して、色褪せることはありません。
「この頃、私が作ってきた「黒」、「赤」、「緑」、「白」色の米粒たちにも、あたたかなまなざしが届くようになりました。これらの米粒たちに秘められた語りと魅力が認め直されたのでしょうか。種籾も苗も葉も茎も、それぞれ独特で美しい穂揃いの稲たちは、ピンク、紫、白、茶、黄色など、にぎやかなお花畑になります。一つ一つの品種では表現できないが、緑の葉波の上に繰り広げられる沢山の稲たちの調和です。綺麗です。花を思わせる稲作りは楽しい仕事です。農の食の文化の『稲』は全ての基礎です。百姓出来る喜びは無限です。この中には、うるち米、もち米、香り米、それぞれ黒赤米のたくさんの品種が入っております。品種は分からなくなりましたが、それで良いのでは、と思っております。」

おなかと心の底から、温かく、きれいになれそうな「色々米」を、たかくらの手作り惣菜とともに、カフェ風ワンプレートディナーは、いかがでしょう。