漬け物は先人の知恵が 凝縮した大切な食文化
大学で発酵学を学び、滋賀県の近江商人の元で四年間の修行を積んだ株式会社東明代表の岸さん。地元熱海では、老舗の漬け物店、創業約六十年になる家業の「岸浅次郎商店」に勤務した後、無添加漬け物の卸売販売部門として株式会社東明を立ち上げました。
「一般的な観光客向け商品は、甘みやうま味を出すためにグルタミン酸やアミノ酸を用い、日持ちや色どりのために保存料や着色料を使っています。また、店を開けている以上、売り上げにも徹しなければなりません。たとえば、京都の千枚漬けは四枚で五百円もしますが、小売だけが儲かって肝心の生産者の儲けは微々たるもの。これでは自分が学んできたことや経験がすべて無駄になる……そうした思いがあって独立したわけです」 東明の商品は、有機JAS認定の野菜が中心。有機認定書以外にも自ら栽培基準を設定し、栽培内容証明書も合わせて提出してもらっています。 「土にこだわり、土に学び、土とともに生きる……」。これが東明の基本コンセプト。そして、 だれがどのようにつくっているのか、実際に畑を見て確かめるのが岸さん流のやり方。無農薬や有機は当たり前のことであって、それを前提として「大きくて、みずみずしくて、おいしい」のが、有機野菜としての大切な要素だと言います。商品企画では、自ら、酢、みりん、砂糖、醤油などの調味料をブレンドし、素材によってその割合を微妙に調整しています。着色料や保存料は、一切使わず、毎朝一番で決まった量を製造。ハクサイなどの高原野菜は一年中入手できるので、季節によって調味料のブレンドを変えています。 また、大切なのが、素材の旬。自社商品「四季の香」は、その名の通り春夏秋冬で野菜を使い分けます。 経済優先で季節を無視した生産形態は土壌に負担を掛け、しかも添加物を使わなければならず、結局のところ、「日本人の大切な食文化をないがしろにしている」と岸さんは、警鐘を鳴らします。この夏に向けて、久々に、パッケージをリニューアルした大根漬けと初物の浅漬けセットが登場です、この機会に、どうぞ、お味見下さいませ。
【品番0627】大根漬けセット 998←1050円
こぶ仕込み大根&かつお仕込み大根 各1p
【品番0626】新緑浅漬けセット 606←630円
きゅうりの浅漬け&キャベツ浅漬け 各1p
日本三景・奧松島から 海の幸をお届けしています
日本三景・松島に接する奥松島は、松島湾最大の島・宮戸から野蒜(のびる)海岸までの一帯をさし、日本三大渓のひとつ嵯峨渓を有し、波が、長い年月を費やして侵食した奇岩、怪岩や断崖絶壁が、松島とは趣の異なった、雄壮な海岸美を堪能していただけます。
この奧松島にある宮戸水産から、旬の活あさりをお届けしています。「宮城のあさり漁期は、四月~九月(貝毒期間中を除く)であり、一年中で、もっとも身入 りの良い時期だけ、採取しております。又、粒も大きめで、汁物などに調理しても身縮まりが極めて少なく、味が良いと評判です。すべて手堀りのため、生産量 は余り多くありませんが、丁寧な選別で、貝の傷みや砂噛みのクレームは、少なめです。
ま た、宮城産ホタテは、甘みが強いのが特徴で、一年中生産されております。海中のプランクトンを食べて成長するホタテ貝の貝柱は七~八割がタンパク質で、美 味しさの秘密は、旨み成分のコハク酸、グルタミン酸、イノシン酸がたっぷり含まれていることにあります。弊社は、宮城県漁連の認定工場にもなっており、水 揚げ後、速やかに、剥き身処理しますので、消費期限内は、お刺身でも、ご堪能頂けますし、煮ても、焼いても、炒めても、美味しくお召し上がり頂けます。
ホッキ貝は、日本有数のホッキ貝の産地である福島県・磯辺漁港で水揚げされるものです。ホッキ貝は、「北寄貝」とも書き、ウバ貝の別称で長さ十センチほど まで成長する大型の二枚貝です。寒流系の貝で、外海に面した浅海の砂底に生息しています。北海道産のものも有名ですが、福島産の方が、より成長が早いた め、身が大きくなってもやわらかく、味が良いとされています。水揚げ後、48時間の砂抜き後、片貝をはずし、鮮度保持に優れた無菌海水でパック詰めしまし た。ぜひ、お刺身でもお召し上がり下さいませ。」と、宮戸水産の鈴木さん。
冬季は、牡蠣の生産をメインに出荷していることもあって、パック詰等に使用する水は、海水を無菌処理(ろ過)して、二℃に冷却しています。このため、雑菌は死滅し、ミネラル分が残る無菌海水となり、鮮度保持が良くなり、品質保持期間内でしたら、お刺身でご賞味頂けます。
ポランの牛乳の里へ どうぞお出で下さい
「ベジタ会員の皆さまには、平素から、「低温殺菌牛乳」をはじめとする多くの丹那の乳製品をご愛顧賜りまして、厚く感謝申し上げます。
さて、日本経済は、長期的な先行き不安の経済形相を呈しておりますが、丹那の酪農家も例外ではなく、大変厳しい経営状況に直面しております。低温殺菌牛乳 生産者部会は、皆様のご期待に応えるべく、乳牛に、非遺伝子組み換え飼料を与え、安心、安全な牛乳の生産に努めております。しかし、乳牛に与える穀物飼料 は、穀物相場が下がったとはいえ、二年前に比較して、約1.6倍、非遺伝子組み換え穀物は、それ以上に高値で推移しております。また、非遺伝子組み換え穀 物は、作付け面積の減少により、入手自体が困難な状況が続いておりますが、私たちは、農業協同組合の強みで、全農系飼料メーカーから、何とか、安定供給を 受けております。 丹那の酪農家は、二年前に比較して、酪農戸数は6戸が廃業し、現在、21戸約千頭の乳牛を飼育しております。 しかし、丹那の酪農家 は、このような状況に、消費者の皆様のご支援を受けて、真正面から立ち向かっております。
丹 那乳業は、今後とも、酪農家と共に厳選素材の「こだわり商品」の開発と継続的な商品提供に努め、地域の産業・経済に、これまでと同様に貢献し続ける為に、 全力を尽くす所存であります。今後とも、安全・安心にこだわった函南東部農業協同組合に、更なる温かいご支援とご協力を願い申し上げて、ご案内とさせてい ただきます。」と、代表理事・片野敏和さんから、メッセージを頂きました。
今年も、生産者と消こだわり商品費者の交流見学会が、オラッチェ王国で、四月十八日に開催されます。年に一度、この日ばかりは、皆さんと元気を分かち合い たいと、生産者の皆さんからのお誘いです。ご家族皆さまで、おでかけ頂けましたら、幸いです。また、もうもうタオル作りにも、ご協下さいますようお願いし ます。
■■■ もうもうタオルの作り方 ■■■
搾乳時は、雑菌が入らないように牛のお乳をタオルできれいに拭きます。一度に何度 も拭くので、かなりの枚数を必要とします。使わずにしまい込んであるタオルがありましたら、ぜひ、ご協力下さい。新品のタオルより、使って柔らかくなった ものの方が牛にとっても気持ちいいのだそうです。
タオル・・・使い古しの物が一番良い。ただし新品でも、使い古しでも石けんで洗濯した物をお願いします。(牛の乳首を拭くため、合成洗剤だと諸々の薬害が考えられる為)手縫い,ミシン縫いでもOKです