newsvegeta's VEGETABLE NEWS (2024/10/15)

《242》ひさかたぶりの青空、浮かぶ雲は、すでに秋、短い秋を楽しむようにススキが揺れる、ずいぶんと遅いなぁと思いつつも、ひとの記憶はあいまいなもの。きっとこれが例年なのかも…。これからの季節がどんな姿を見せるのか。さて、はて…。

 

《241》10月に入って「真夏日」?秋雨前線?というにはちょっと遅いような空模様…。例年に比べ稲刈りが早かったせいか、田んぼはひこばえが元気…。短い秋からちょっと寒い冬になりそう…。近ごろ古くからの集落になかに、ポツポツ空き家が目立ち、ほぼ草に埋もれている空き家もあるほど。草に覆われ、朽ちて土に還るのかなぁ。そういえば著名建築家の手掛けた美術館の「木造」部分がちょっと早く傷みが進んで、修復?うん、確かに風雨にさらされ腐食がってあるかも、でもね、幾星霜生き永らえてる名もなき木造があるんだが、はて?

 

今年は春先からカメムシの発生が多く見られました。西村早生の収穫が始まるとほとんどの実に被害が見られます。こんなことは初めてです。富有柿にについても、出荷の予定ですが、収穫してみないとわからない状況です。

10/8:茨城・中根果樹園/中根彰さん

 

今年はみかんの着色が遅れています。

10/6:静岡・山田早男さん

 

魔の月は続く

茨城・桜井義男さん

10月も半ばです。魔の8月の後遺症を引きずりながら悶々とした日々を過ごしています。
それに追い打ちをかけるような出来事が起きました。
10月10日、農業機械が置いてある倉庫に行ってみたらトラクター2台がないのです。1台は馬力の大きなトラクター、もう1つはキャビン付きの新しいものです。すぐ警察に連絡してきてもらいました。盗難です。頭が真っ白になり警官の質問にもそぞろな返事しかしなかった。それくらいの衝撃でした。
過去を振り返れば農機具などの盗難金額は軽く1000万円は超えています。
もう農業を辞めたい気持ちです。生活がある。家族がある。後を継いでくれている甥もいる。気にしていないふりをしながら心はポッカリ穴が開いていた。諦めよう。どうせ戻ってこないのだ。トラクターがなければ明日からの仕事ができない。また買わなくてはならないが新品は買えない。中古品も品薄で大幅値上がりしている。
プロと思われる窃盗団。目を付けられたら防ぎようがない。
先日の警官は言った。【盗賊の侵入を防ぐアルミの門扉や防犯カメラも盗まれています】と。散布しようとして畑に置いた肥料を盗まれた友もいた。米や野菜も盗まれ続けている。農機具屋さんは言った。【1500万円もするコンバインを回送車に乗せてコンビニのトイレに行って出てきたら車が動いていた。結局盗まれてしまった。農業をやめた】
【世に盗人の種は尽きまじ】の言葉が頭を離れないが窃盗団なら武器も持っているだろう。
発見しても命の危険性もある。今後も狙らわれる恐れがある。行政も、警察も、住民にも防犯意識が高まっているとは思えない。私も今までそうだった。

2024・10・10